テンプラ体操で膝痛対策

冬は寒さで関節痛が気になる季節です。
中でも膝痛は、日本人全人口の4人に1人が悩んでいると言われており、高齢者に至っては2人に1人が膝に痛みを抱えています。
そこで今回は、膝痛解消のための手軽にできる<テンプラ体操>をご紹介します。
<テンプラ体操>とは「膝振り子体操」のことで、椅子に座りながら簡単にできる体操です。
膝の関節は、滑液という潤滑油のような液体で満たされおり、膝関節上下の軟骨がぶつからずにスムーズに動くようになっています。
しかし、加齢性の変化や運動不足、冷えなどにより血行が悪くなると、潤滑油が減ってしまい、関節軟骨が乾いた状態になってしまいます。
それにより軟骨の摩擦が生じ、痛みの原因になっていくのです。
この潤滑油である滑液は、適度な刺激により関節内に浸み出てくるため、歩行や体の重みの負荷をかけずに行える<テンプラ体操>が効果的です。
【やり方】椅子に座り、片脚の膝の裏より少し上を両手で持ち上げ、膝から下を前後にブラブラと振ります。
このとき、脚が完全に脱力していることが大切です。両脚を同様に、それぞれ30回ブラブラさせて1セット。これを1日3セット行いましょう!